メモ帳DPA

ぐぐってあまり引っかからないような何かがあったら書いたりする

SteamVR音ゲーほぼ全部買ったまとめ

Steamストア上にあったVR音ゲーを把握できた範囲で片っ端から買った。
ほとんど前情報が無く自力で適当に買いあさるしかなかったので、かなり人柱めいたことになった。
多分他に誰もそんな不毛なことやってないだろうと思うので、今後何かの参考になればと思い一言感想をまとめて書いておきます。

おすすめ

Airtone



叩く/トリガー引く/長押しで奥から飛んでくるノーツを捌いていく一番音ゲーっぽい音ゲー。とりあえずこれ買っとけば間違いない。
ただデカい空中タッチパネルに持ってきただけみたいなVR音ゲーも多い中、一通りVR向けに最適化されていて完成度が段違いに高い。
曲は25曲収録されておりどれも出来が良い。ストーリーを進めるにつれ部屋が豪華になり曲も増えていく。
プレイ感覚はmaimaiとグルコスとSDVXの中間あたりに近いかもしれない。結構な運動量が要るのでこのゲームのせいでヘッドセットが若干汗臭くなった。
大体ヌルゲーばかりのVR音ゲーの中、簡単な譜面からちゃんと難しい譜面まであり歯ごたえもあるのも良い。全曲フルコンを達成するまで相当やりこみが必要だった。
DLCを検討している的なことを言っていたので期待しているが、いつになるのかは不明。

Soundboxing



曲に合わせてシャドーボクシングするゲーム。流れてくる玉を殴るだけの単純なシステムで見た目も地味な方だが、見た目よりかなり面白い。
youtubeの動画をベースにユーザが譜面を作成する方式を取っているのが特徴。曲はどんどん追加され続けており毎日何かしら増えている。海外ゲーだが洋楽ばかりというわけでもなく、アクティブな譜面作者たちの趣味なのか日本の曲もかなりある。
画面上のロボが譜面収録時の作者の動きを再現しており、そのノリノリで動く様子を眺めるだけでも結構楽しい。出来のよい譜面だとシャドーボクシングというより振り付けに近い動きになっていたりする。
このゲームで22kg痩せたなんて人が出てきてちょっとした話題になったりもした。

Rez Infinite



ゲーム自体はどちらかというとSTG寄り。流れてくる敵をロックオンレーザで撃ち落していく操作に沿って、SEや光がBGMとシンクロして展開されていく。
もともとPS2版にあった5+1ステージに加え、VR向けにもう1ステージ追加されている。全体のボリュームはそんなに多くないし、やることも狙って撃つだけとかなりシンプルなんだけど、とにかく音と演出がなんだか気持ちいいので何度もやりたくなるゲーム。
モーションコントローラがレーザのエイミング操作となかなかの相性で、PS2のスティックより遥かに操作性が良くなっているのもうれしい。
続編のChild of EdenもVR化して欲しいところ。


悪くない

ここから、多少の欠点もあるがそれなりに面白かったゲーム。

Thumper



ノンブレーキで高速移動するメタリックな昆虫をリズムに合わせてやってくる急カーブや障害物に合わせて操作していく、レースゲーっぽい音ゲー
操作は普通のゲームパッドで、VR要素は視界のみ。VR環境なしでもモニタでプレイ可能。
スピード感あるシステムと演出でなかなか面白いんだけど、終盤のステージはリズムが分かりづらかったり高速過ぎたりしてだんだん音ゲーから覚えゲーに変わっていくのだけが難点。最終面に至っては無茶苦茶なソフランがやってくる。途中まではかなり良ゲー。

Beats Fever



飛んでくるノーツを手で拾っていく比較的オーソドックスなタイプ。
VR音ゲーの元祖Audiosheld(後述)の後追いだが、譜面がちゃんと手動で作られており、この系統のゲームの中ではかなり出来が良い部類に入る。
ただAudiosheld系共通の欠点として、着弾位置の判定ラインにあらかじめ手を置いて待っていると拾えてしまうので、意識して先行入力を避けて体を動かしていかないと、だんだんリズムと関係ない感じのプレイになる。

Drums Hero



DrummaniaVR。本家より難易度は控えめで、難しくてもlv5.xx台あるかないかくらい。
VRだから仕方ないとはいえ、ペダルが無い、叩いた時の跳ね返りが無い、スティックとしてはコントローラが重いなどの違和感はあり、ゲーセンに行けば出来てしまう本家と比べてしまうとやっぱり見劣りはする。
また、1曲につき最大3つの難易度が用意されているが、一番簡単なのから順にプレイして一段階上の譜面をアンロックしていく必要があるのも良くない。音ゲーでそういうことするのはただの水増しであり作業の強要でしか無いのでやめてほしい。
VRの限界をいろいろと感じてしまうが、ちゃんとVRドラムゲーとして完成されてはいるのでそれなりに楽しめるゲームではある。
ちなみに類似品としてはDrummer Talentってのもあるようだが評価が芳しくないので試してない。

Happy Drummer



太古の部族っぽい世界でトライバルな曲に合わせて太鼓を叩くゲーム。太鼓の達人ミライダガッキの中間みたいな感じ。
操作は、片手で叩く、両手で叩く、縁を叩く(昼のみ)の三種類。両手で叩くのは意外と珍しい操作かもしれない。皮のドラムと骨/石のドラムの2つのドラムセットに囲まれており、曲の途中の振り向きポイントで楽器と音が切り替わる。使うドラムの違う夜モードと昼モードがあり、それぞれ4曲ずつ各3難易度収録。
リズムに合わせてドコドコ鳴らすのは単純ながら楽しい。太古の世界観に合わせたインタフェースや演出もちょっと凝っている。
難点は縁を叩く操作があまり楽しくないこと。太鼓の達人でいうところの"カッ"のつもりが、VRゆえに縁を突き抜けるので、"カドン"とか"ドカッ"になりがち。反動が無いのはドラム系ゲーム共通の課題で、他にも"ドン"のつもりが"ドドン"に化けたりもする。

BOXVR


音ゲーっぽい要素を取り入れたボクササイズゲーム。パンチ/フック/アッパー/ガード/回避を曲に合わせて行う。
メインが音ゲーでなく運動に寄せてある作りなので、曲の途中に所々10秒くらいの休憩ゾーンが入ったり、選曲が無く曲はトレーニングメニューに応じて自動で複数曲決まったり、1回のプレイ時間が5~40分くらいと長めだったり、4つ打ちより細かいリズムでは降ってこなかったりと、色々と普通の音ゲーらしくないシステムになっている。
求められる操作の種類は多いがどれもあまり違和感なく噛み合っていて、VRとかなり相性が良い入力方法にまとまっていると思う。(フック/アッパー判定が若干シビアな気もするけど)
音ゲーとしてはSoundboxingと比較してしまうと見劣りはするが全体の出来は結構良い。
また、mp3から譜面自動生成する機能があとから増えた。曲を全部解析しBPM計算するので1分くらい待たされるのが致命的だが、BPM通りの4つ打ち以外は来ない仕様なおかげで、この手の機能では珍しくあまり譜面が破綻しない。

Show Must Go On



全く操作性違う複数の楽器が一曲中で何度も入れ替わっていくゲーム。
操作はドラム、鉄琴、ハンマーで泡を潰す、指定箇所にサイリウム振るの4種。途中でどんどんインタフェース自体変わるのはVRだから出来るシステムではある。
曲数もかなり多めでジャンルも幅広く揃っている。
そもそも操作変わる必要あるのかどうかってのもあるけど、このおかげで全体的に簡単ながらそこまで退屈はしないので有りっちゃ有りだと思う。
ただ、どれも棒で空間上の物を叩く系の操作で、叩いても無反動で空間をすり抜けるのがあまりしっくりこない(これは仕様上どうしようもないけど)のが難点。


mcosu



応援団(DSの音ゲー)のシミュレータなゲーム、osu!のVR版。マウスの代わりにコントローラで空間上のノートを直接叩くようになった以外はそのまま。
元のゲームが完成されているのでそれなりに遊べるが、結局非VRで普通にやったほうがいいやという感じにもなる。

惜しい

ここからは、あと一歩のとこで今一つの出来になってしまっているゲーム。この辺からは下まで読み飛ばしてもよい。
以降youtube動画は省略するので気になったらSteamリンク内を参照。

Audioshield


多分最初のVR音ゲー。指定したmp3に合わせて飛んでくるボールを両手の盾でガードする。
BeatsFeverの所にも書いたけど、意識して動いていかないと待ち構えるだけになるのでリズムに合わせて叩いてる感じが薄くなる。また、譜面自動生成には限界があるのか、降ってくるノーツもあまりタイミングが合っていない。
先駆者としては偉大だけど、いろいろ選択肢が増えてきた現在、好きな曲で遊べるという点以外でこれを選ぶ必要は薄そう。

Playthings


音ゲーだと思って買ったら、ハンバーガーやドーナツなどの食べ物を棒で叩くと音が鳴るという楽器アプリだった。
その中の1つとして、曲に合わせて食べ物が流れてくるステージがあり、音ゲーパートはそれ1曲のみ。ちなみに叩くとちゃんと音が鳴る。
ただしボリュームは皆無で、音ゲーに辿り着くまでの別ステージも含め5分でエンディングに辿り着けてしまう。デモムービーだと幼女先輩がプレイしてたりするしゲームというか音の出るおもちゃみたいな位置付けっぽい。
なおそれなりに広い部屋がないとステージ移動時に現実の壁に激突して詰むので注意。

AudioBeats


空中の2x2の4パネルを2本のスティックで叩く。ドラム系のインタフェースながら長押しやフリックがあったりするのはVRでしか出来ないシステムかもしれない。
曲も音ゲー映えする感じのオリジナル曲が揃っている。ラインナップの方向性としてはDJMAX系統か。
ただ、上のパネルだけ叩いたつもりが突き抜けて下も叩いてしまったり、叩く場所と判定が遠かったりと、操作性に違和感があって納得の行かないコンボの切れ方が頻発する。別に譜面もドラムパート拾ってるわけでもないし、せめて棒じゃなくて手で拾わせて欲しい。あと一歩のところで非常にもったいないゲーム。

Into the Rhythm


ドラムゲーだが、叩いた時に出る音が各レーンで固定されておらずコロコロ変わる。ドラム系特有の同一レーンに縦連打が降ってくるような配置が他レーンへの分散で避けられていて、場合によっては全レーン同じ音が鳴ったりもする。
見た目も操作もドラムなのに、鳴る音は変にばら撒かれていて普通のドラムの挙動じゃないので若干気持ち悪く、ある程度降ってきた際に何叩いてるのかも分かり辛い。
後半の2曲はかなり難易度は高いが、無反応が頻発することと、ドラム操作でIIDXポップンみたいな譜面を無理やりやらされてる感じが引っかかる。システムのしっくりこなさから来るタイプの難しさなせいで、頑張って詰めたりしようという気は起きない。


微妙

おすすめ出来ないゲーム。やめとけ。

Starship Disco


リズムに合わせて敵の戦闘機を撃ち落とすゲーム。やってることは実質ミュージックガンガン
譜面が曲とズレまくっていたり、1ミスごとに譜面止まったり(一応オプションで切れる)と根本的に残念な出来だった。
ミュージックガンガンほどVRとの相性が良さそうな既存音ゲーは他に無く、まともに作るだけで成功が約束されているというのにかなり勿体ない。ちゃんとしたミューガンVRの登場に期待。

Music Inside


jubeatを5x2にした感じのパネルを2本のスティックで叩くゲーム。
mp3から譜面を自動生成するが出来が悪い。左右どちらで叩くかの指定のあるノーツもただの嫌がらせにしかなっていない。おまけに見づらいときた。

vRhythm


単発ノートだけ降ってくるミライダガッキ
収録曲が8割くらいbemaniシリーズ系のサントラぶっこ抜きで完全に真っ黒だった。
Steamに一応報告したが今どうなってるのかは知らない。こういうのって審査で弾くの難しそうだね。

CyberClub-2077


Osuっぽいゲーム。ベタ移植のmcosuとは違いVR向けのインタフェースに整ってはいるが良い点はそれだけ。判定が変にシビアでストレスにしかならない。
曲はクラシック系のリミックスが大量に入っているが、Ryu☆ remixとかDM Ashura mixとかプラウダ高校バージョンとかであからさまに他所から勝手に持ってきている。原曲がクラシックなら良いってことはないのでは...

Audio Arena


全方位2Dシュー+音ゲー
ポインタで自機を移動し、4つ打ちのタイミングに合わせて武器アイコンに触れると攻撃できる。
システムが何も噛み合って無くてどっちのジャンルとしても全然面白くない。

Holodance


これもAudioshieldっぽいゲーム。曲もグラフィックも何もかもが全体的にしょぼい。
mcosuがリリースされた今、OSUの譜面をロードできるという数少ない売りも失われた。

Sonic Hunter


AudioShieldの着弾地点を固定位置にしたゲーム。
曲は自動生成でなくクラシック曲になっているが、曲の出来が信じられないほどチープでびっくりする。

Song Samurai


AudioShieldの盾を刀にしたバージョン。本家より譜面の出来がさらに悪い。
他にも盾をグローブにしたBeatBoxerとか、切る方向が付加されたBeat Ninjaなんてゲームもあるようだが、流石にこの手のはもう買わないと決めた。

Polynomial 2


Rezっぽいのを期待したが、特に曲との同期もない移動と射撃の機能が付いただけのほぼビジュアライザだった。


環境がなくて試せてない

Redfoot Bluefoot Dancing

DDR。Vive Trackerが必要。

Rock Band VR

ギター。専用コントローラが必要。

Dashy Square VR

起動時に100%強制終了してうちの環境では遊べなかった。

出てない

Rhythmica

11月上旬のはずだったが未リリース

Quantized

2016/11/30リリース予定(2017ではない)のまま放置されている

Musical_Range

2017発売予定だったのがいつの間にか期日が消され単に発売予定になっている

SEIYA

来年出るらしい

D3VINER

公式Twitterのフォロワーが9人しかいなくて心配になる。V-REVOLUTIONなるゲーセン向けのプラットフォームで出すようだけど、2店舗しかなくてさらに心配になる。

カスタムオーダーメイド3D2

キャラエディットに特化している3Dエロゲの続編。未発売だが体験版は現時点でもプレイ可能。なぜか音ゲーパートが追加された。
osuとかシンクロニカみたいな見た目だがノートの出現位置は全く関係なく、タイミングに合わせてボタン1つ押すだけのかんたんゲームだった。ゲージを使うとしばらくオートプレイしてくれるおまけ付き。滅茶苦茶簡単だし、VRなのは背景で踊ってくれる部分のみだけど、判定が盛大に後ろにズレてる以外はそこそこまともだった。
作業でしかない育成要素、単調なゲーム進行、薄いシナリオ、結構強気価格なDLC&アペンド商法、などなど大幅減点対象な無数の駄目ポイントを持ちながら、キャラメイクだけで2兆点くらい稼いで減点を帳消しにしてくるタイプのゲームなので、音ゲーの出来はどうでも良いです。


感想とか

譜面自動生成は金の無駄

生成される譜面のクオリティが低すぎる。今後生成方法に何かしらのブレイクスルーが無い限りは期待できなさそう。
一番まともだったのはBOXVRだけど、単に譜面の解像度が低すぎて破綻に気付きづらいだけでもある。プレイ毎に長時間待たされるのも良くない。(こっちは事前にバックグラウンドでやってくれれば解決しそうだけど)
現状は、手作りの譜面には機械にはない温かみがうんぬんとか言いたくなるレベル。

AudioSheild多すぎ

後発で劣化コピーを出すことに何か疑問感じないんだろうか。真似するならAudioSheldばかりじゃなくて他の既存音ゲー真似すればいいのに。
ミューガン、PPP、ダンエボ、ブラボーミュージック、サンバdeアミーゴあたりはVRとかなり相性良さそうに思う。

マイナーな当たりはほとんど無い

それなりに売れていたり知名度のあるものはある程度それなりに面白いものであり、やっぱり無理にマイナーなのを漁っても出て来るのは大体クソゲーだということが改めて分かった。
そもそもSteam自体そういうゴミ山からの宝探しみたいな傾向あるけど、VRゲー(音ゲー限らず)のクソゲー率は非VRゲーより遥かに高い。マイナーゲー漁りは得るものが少なくおすすめできない。

キー音無しばっかり

叩くと曲に合った音が出るのは音ゲーとして結構重要な要素だと思うんだけど、そのようなゲームはほぼ皆無に近い。
音ゲーがサブ要素な感じのRezとThumper、音ゲーがおまけ的扱いのPlaythingを除くと、Happy Drums、Drums Hero、Into the Rhythmくらいしかない。ドラムばっかりだ。
現状ゲーセンにある音ゲーも音がちゃんと出る機種のほうがいつの間にか少数派になりつつあるけど、VRゲーこそしっかり音出して欲しいなあと思う。

ユーザ少ない

いくつかのゲームは曲ごとのオンラインスコアランキングが搭載されており、なんとなくのユーザ数が見える。
プレイ人数が2桁のものがだいたいで、3桁行っているものはかなり少ない。大抵はランク一桁には入れてしまうし、完璧と程遠いプレイでも気付いたら全一取ってたみたいなことも結構ある。確認出来る中で一番人の多いゲームであるSoundBoxingで一番プレイ回数(人数ではない)の多い曲でも6600しかない。
専用機より分母の少ないPCゲーマーの中の、ただでさえ人数の限られるVRゲープレイヤーの中の、VRでは非主流ジャンルな音ゲーのプレイヤーとなると相当狭いのだと思う。
あまり正しい比較対象ではないけど、IIDXのシングル段位取得者が7万くらい、デレステのアクティブユーザが50万くらいだそうなので桁があまりにも違う。
この状況でいろいろなゲームが出て来るのは大変ありがたいことだけどちゃんと採算取れてるんだろうか。

ドラム系インタフェースは難ある

物を介さずに直接殴るようなタイプでは、コントローラの振動もあり感覚との齟齬は小さいのだけれど、存在しない物体で存在しない物体を叩くのには結構違和感がある。
長い棒を持っている実感がない点と、物体との接触時に無反動ですり抜ける点がしっくりこないんだと思う。これは音ゲーに限らず剣で斬るようなタイプのVRゲー全般でも感じる。
無反動なのに加え叩く箇所はほぼ見ないで操作するという事情もあり、脳内では正確に叩いてるつもりでも実際には徐々にズレていったりもする。 出来ているつもりでミスになってしまうことは音ゲーでは最悪で、たまに起きるだけでも物凄いストレスになる。
現状どれもこの点を十分に回避出来ているとは言い難く、クソメンテ筐体でのプレイに通じるフラストレーションの蓄積があってよくない。

全体的に簡単

難しい譜面を頑張って倒すようなゲームはほぼ無い。
Airtoneはいい線行ってはいるけど、それでもアーケードの音ゲーに比べるとかなり簡単だし、すでに一部のトリガー配置にただの嫌がらせみたいな所はある。
Vive棒で空間軸をベースにした操作でプレイする以上は、ボタン操作を絡ませない限り上限をかなり下げざるを得ない印象。ただ、ボタンに寄りすぎてもVRの意味が薄れそうだし、無理に難しくしても誤反応を誘発してイラつくだけになりそうでもある。特にInto the Rhythmがそれで、操作性が譜面に追いついておらず理不尽さしか感じられない。

プレイ感覚大事
  • 曲に乗りながら体を動かすこと自体を楽しめるか
  • 演出面が気持ち良い出来になっているか

の2点がVR音ゲーには重要っぽい。あまりスコアとかクリアは気にしないで済むような作りになっていたほうが良さそうに思う。
このどちらかさえクリアしていればそれなりに面白いゲームになっていた。前者はSoundBoxing、後者はRezやThumper。Airtoneは両方。


ハズレもかなり多いがそれを差し引いても大分遊べるようにはなってきた。
Airtone、Soundboxing、RezだけでもVive買ってよかったと思える。まだまだ可能性は感じるので今後さらにいろいろ出てくることに期待したい。

他にいい感じのゲームあれば教えてください。