メモ帳DPA

ぐぐってあまり引っかからないような何かがあったら書いたりする

WindowSwapで作るミニAtmoph Windowもどき:外装アップグレード編

この記事の続き。
de0.hatenablog.com

使わなくなったAndroidタブレットでWindowSwapを常時表示させて、部屋の飾りにしていた。
完成したものは壁にコマンドタブで取り付けていたんだけど、地震の際に壁紙ごと毟れて落下してしまった。もっと貼り付ける数を増やして負荷分散するか、フックを使っておくべきだった。

100均ケースが落下で壊れたので、同じものを作り直すのではなく、折角だしもっといい見た目にしてみることにした。

いい感じのオーダー額縁を買う

用途が飾りなだけに、自力でがんばって作っても見てくれの粗が目立つことが予想されるので、無理せず既製品を探すことにした。

縦横だけでなく厚みまで含めた指定寸法でのオーダーに対応していた店に注文してみた。
www.gakubuti.net

縦横はタブレットの仕様の数値通りの幅を指定し、厚さは8mmで注文した。
値段は3472円で、注文から1週間で届いた。

届く

額縁+アクリル+裏板+吊し紐 で出来ている標準的な構成だった。アクリルは今回は使わなかった。
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内側が補強されていて、予想していたよりも大分良い作りをしていた。
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突っ込む

ぴったり収まった。
内部は1mm弱くらいの余裕が設けられていて、裏蓋は曲面のプラスチックのスライドで止まる。
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本当は側面に直接ドリルで穴を開けるつもりで買ったんだけど、USBのL字延長を繋ぎ隙間からケーブルを出したら無加工で終わった。
ケーブル方向の寸法はもうすこし余裕を持たせておいても良かったかもしれない。かなりギリギリだった。
側面のボリュームボタン等は押せなくなるが、操作することはないので気にしない。

完成

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寸法の無駄が全くなく、質も100均ケースとは比べものにならない出来なので、大分見た目は良くなった。

ディスプレイをいい感じに飾りたい場合に、オーダー額縁で外装を盛るのは結構簡単かつ良い方法っぽい気がする。
今回はタブレットで作ったが、スマホやモニタでも好きな画面サイズで何でも成立するし、YouTube垂れ流しや画像スライドショー等表示内容もどうとでもなるので、作ろうと思えば他にも色々作りようがありそう。
また、ベゼルが太めのタブレットを今回は使ったけど、ベゼルの薄い機種を使うともっと良さそう。

電子書籍ページめくり機 (Keyboard Quantizer+フィンガープレゼンター)

経緯

ベッドに入りながら電子書籍を読むことが結構ある。

ワイヤレストラックボールを持っていけばベッド内からページ送りは出来るんだけど、重量とサイズがそこそこあるので、手の自由度は低い。

自炊した電子書籍をローカルのビューアで読む場合、ビューア側でキーカスタマイズしてフィンガープレゼンターでページ送りをしていた。指に常時装着できて小型軽量なおかげで、どんな姿勢でも楽に使えて結構便利だった。

ただ、最近は電子書籍がかなり充実してくれたおかげで、紙の本を裁断してスキャンする機会が殆どなくなってしまった。ScanSnapの利用頻度は年に数回程度まで落ち込んでおり、0回になるのも時間の問題な気がする。

KindleやWeb漫画にはキーコンフィグが存在しない。ローカルのビューアのようにフィンガープレゼンターは使えないので、諦めてトラックボールに逆戻りすることになってしまった。

対策

しばらく長い間トラックボールで妥協していたが、ふと解決策を思いついた。

プレゼンターは実質キーボードとして動作しているため、Keyboard Quantizerをプレゼンターのドングルに噛ませればよい。
これは既存のUSBキーボードをRemapに対応させる機器で、ハードウェア側でのキーカスタマイズができる。すごい。
nogikes.booth.pm

動作報告なんてものは当然無いので、とりあえず駄目元で手に入れて試してみた結果、目論見通りうまく行ってくれた。やったね。
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キーアサイ

初期状態

この製品は各ボタンで以下のキー入力が発生する。

ボタン 入力されるキー 長押し時に入力されるキー
PgUp p
PGDn b
tab Altを押しながらTabを1秒ごとに入力
  • 入力が発生するまで2秒くらい要するので長押しの使い勝手は悪い
  • ハードウェア側で長押し判定があるので、Remap側で長押しの処理は出来ない
  • □の長押しの挙動が特殊なため、このキーは長押しの割り当てが難しい
Remap後
ボタン 入力されるキー 長押し時に入力されるキー
Enter
Play/Pause
Space 1秒毎にAlt+Spaceが入力される(使わない)

キーを増やす場合は長押しにTG()やTO()でレイヤー切り替えをしても良いかもしれない。現状は左右だけあれば良いため今回は使わなかった。大抵の電子書籍ビューアは左右で動いてくれる。

おわり

  • プレゼンター沼の出現の気配を感じたが、種類が少なく仕様も大差ないので浅めで助かった。特に新製品も出て無さそうなので、コクヨのとこれ位しか同系の製品が見つからない。
  • プレゼンターに限らず、キーボード(またはマウス)っぽい挙動をするデバイスは大体好きに弄れそうなので、他のタイプの機器もいろいろ探してみるとまだ可能性がありそう。
  • 前提知識なしで製品探しをしていたら思いつかなかった構成だった。自作キーボードを触っていてちょっと得した気がする。

FAUCETWO(おうちボルテ用専コン)の静音化と仕様補足

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最新のSDVX用非純正コントローラの、FAUCETWOを買った。
静音化を行えたのでその内容についてと、製品説明の書き方からはいまいち読み取りにくい仕様のちょっとした補足について、これから買う人の参考に書いておきます。

静音化

デフォルトだとかなり打鍵音がうるさい。PHONEXWANよりはるかに音がデカかった。

静音化は、PHOENIXWANと同様のよくある普通の方法でうまく行った。
・ボタン底フェルト貼り付け
・バネにシリコンスプレー
テープやパテ等の追加でさらに静音化することも出来そうだけど、個人的にはこれくらいで十分な気がする。

1. 背面はマグネットで簡単に開くので、各ボタンを外す
(メンテナンス性はかなり良い)
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2. ボタンの底の四隅に、フェルトシートを適当にカットして貼る
→ボタンのバチバチ音が軽減される (LRキーも同様)
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3. バネにシリコンスプレーを吹く
→バネの音が軽減される

4. 元通り組み立て直す(おわり)

仕様の補足

つまみが光学式

つまみは、アーケード筐体や過去のコントローラで使われているロータリーエンコーダではなく、フォトセンサが使われていた。(IIDXの皿方式)
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壊れるまで使ったわけではないけど、センサが非接触式なので、仕組み上おそらくロータリーエンコーダより耐久性が大幅に高くなっている(はず)。
IIDX筐体の皿がシート剥がれ以外で壊れているのは現状一度も見たことがないので、それなりに期待している。

ちなみに、モード切替により、ロータリーエンコーダに換装したとしても認識するらしい。(未確認)

つまみの重さ調整

つまみ調整用のシートが付いており、これを増減することでつまみの調整ができる。
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マニュアルの抜粋 (なお、記載されているURLを見ても現時点では何も書いてない)
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個人的にはデフォルトのままで良いと感じた。

LED

USB-BとUSB-Cの端子がありUSB-Cは給電用になっている。
光る必要が無ければUSB-Cは挿さなくてよいが、USB-Cを挿さなくてもボタンは光る。

USB-Cを繋いだ場合、デフォルトでは(左右逆な気がするが)、上が黄色、左が赤、右が青で光る。色は調整可能。
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キーコンビネーション一覧として公開されている中に、以下のよくわからない項目があった。

  • 左のノブの色を変更します
  • 右のノブの色を変更します
  • 上部LEDのカラーモードを変更します

実際使ってみたら分かったが、ノブの色~の操作は、各つまみを回したタイミングで上部(デフォ黄色発光部分)が光る色の変更で、カラーモードについては上部LEDの色を単色or虹色で切り替える機能だった。ゲーミングデバイス虹色に光りがち。

自分には光る意味が感じられなかったので最終的にUSB-Bしか繋いでいない。

つまみ調整キー

側面真ん中にもボタンがあり、つまみ感度調整に使う。
が、そんな頻繁に調整するものでもない上、デフォルトで既に良い感じなので、このボタンを使うことはほぼない。
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ゲームパッドのキーとしても認識するので、JoyToKeyでEscキーに割り当てておくと、おうちボルテの途中落ち用にちょっと便利になった。

感想とか

SDVXはそんなにガチガチにやっているわけではないけど、DAOボタン60g構成でも特に問題ないように感じた。こだわりが無ければ安い方のボタンでも良いかもしれない。
センサ方式の違いについても、プレイ上一切違和感なく至って普通にプレイできた。無反応や遅れ等もない。

特に何の不満もなく遊べる優秀なコントローラだった。
他製品と値段も大して変わらないので、専コンをこれから買うならこれ一択で良い気がする。

自作キーボード Helix (rev3じゃない方)に SU120 でそこそこ簡単にロータリーエンコーダを増設する

経緯

ロータリーエンコーダが搭載可能な新しいHelix(rev3)が出たのを見て、ロータリーエンコーダに興味が出てきた。
ただ特に目的があるわけではなく、とりあえずロータリーエンコーダを試したいだけであって、まるごと買い換えるほどでもないくらいの興味だったので、今使ってるキーボード(以前のHelix)でそのまま使えないか調べてみた。

結果

できた。
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Helix + BLE Micro Pro + SU120 + ロータリーエンコーダ + 電池基盤 + 昇圧モジュール

完成品に後から色々変更加えられるのが自作キーボードの良いところだと思う。
本当は両手とも単4駆動にしたかったんだけど、配置スペースの都合で片側はボタン電池で妥協した。

材料

土台:Helix + BLE Micro Pro

特に基盤作ったり3Dプリントしたりは必要なく、既存パーツの組み合わせだけで結果的に上手く行った。

増設方法

設定を変える

BLE Micro Proでは、専用の設定が用意されているので、物理的にロータリーエンコーダと接続する2ピンとGNDを確保すれば簡単に動くようになっていた。encoder.jsonのenabledを1にしてピン番号を指定するだけで使える。
直付けしたらちゃんと動いてくれたので、配置場所と固定方法を考えてちゃんとキーボード上に配置してみることにした。

空間を確保する

自分の用途的に全く不要なTRRSジャックとリセットボタンとLCDを全部取っ払ってそこに置くことにした。
(無線前提なので、有線で使う場合はこの場所は使えない)
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Helixの拡張性がすごい

BLE Micro Proから直接配線するつもりだったが、公開されているHelixの基盤を見てみたところ、使われてないスルーホールが色々用意されていた。
普通に使う分には全く要らないものなので、こういった拡張を見越して用意してあったのかもしれない。ありがたい。
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配線する

ちょうど良いところにあったSDA/SCL端子とリセットボタン用だったGND端子にロータリーエンコーダを繋いだら、期待通り動いてくれた。
表で配線を引き回す必要がなくなったおかげで、かなりスッキリした構成にできた。
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固定する

ロータリーエンコーダに直接ネジ止めできるような作りにはなっていないため、固定方法をどうにかしないとならない。
SU120のロータリーエンコーダ用基盤部分がいい感じに使えそうだったので、そこだけ切り取って固定用に使ってみることにした。
SU120の穴がM1.4なのに対して、Helixの穴(もともとアクリルカバーを付ける用)はM2なのでサイズが合っていないが、気にせず固定してみたら大丈夫だった。

4箇所中2箇所しか固定できず、端子や導線分の厚さも基板裏面に加わるせいで固定時に若干傾きが出来てしまったんだけど、思いがけず回しやすい感じの位置に偶然なってくれたのでよしとした。
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塗装する

ついでに、ノブの色が白くて浮いていたので、ラッカー吹いて黒く塗った。
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割り当て

特に何に割り当てたいとかの目的があって作ったわけではないため、出来てからいくつか試してみた。
対になる操作2種類を1Uに収められ、同一キーの連打もしやすいので、普通のキーにはない操作性がロータリーエンコーダだと得られて思ったより便利だった。無くても困らないけどあると助かる。

現状は以下の3セットを割り当てている。(2組目以降はレイヤ切替)

  • PageUP / PageDown
  • Ctrl+Tab / Ctrl+Shift+Tab (タブ切り替え)
  • VolumeUP / VolumeDown

他のアサイン例

  • Left / Right とか、 Up / Down あたりも汎用性が高そうな組み合わせだった。
  • Ctrl+Z / Ctrl+Y の割り当ては、挙動は面白いんだけど実際にはそんなに使う機会がなかった。
  • Alt+Tab / Alt+Shift+Tab は画面狭い人だと便利かもしれない。
  • 動作中のアプリケーション毎に動作を切り替えたい場合は、 F20 / F21 とか適当な使わないキーを割り当てた上で、Autohotkeyで制御するのがよさそう。

他に何か便利なキーの割り当てがあったら教えてください。

MTGA ヒストリック BO1デッキ 4色ネオストーム

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MTGAで上位ランクのみが得られる、ミシックチャンピオンシップ予選の参加権利を初めて獲得できた。うれしい。
予選でこのまま勝てるとは思えないので記念受験にはなるだろうけど、流行りのトップTierデッキではなく、自分なりに調整したデッキで結果が得られたので、調子に乗ってメモを記録しておくことにします。

デッキ

ネオストームを使った。
mtgwiki.com

これは、新生化で出た生物で新生化をコピーするループを作ることで、8体の3/3が展開されて速攻付きで2連続で殴り53点で即死させるコンボデッキで、新生化コンボとも言われる。

コンボデッキが一番好きなんだけど、宿命として対処策が多いので基本的にあまり強くない。このデッキも結構前に一瞬だけ流行ったが、やられると致命的なカードが多いせいかもうあまり見なくなってしまった。(多分墓掘りの檻と思考囲いが悪い)

このデッキは通常は赤青緑で構成されるが、確定サーチができればもっと揃うのではと無理やり黒を加えてみたところ、偶然にも環境との噛み合いが良く予想以上に勝てた。
普段はあまり勝率とかは気にしていなかったが珍しくコンボデッキでそれなりに勝てそうだったので、少しずつ弄りつつ回せるだけ回してみた結果、ランクインまで戦えてしまった。
BO1の方がどう考えても対策札が少なく有利なので、BO3は止めてそちらに絞ってプレイした。

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色拘束がきつめだけど、全色出せるクリーチャーが8枚入っているので意外とギリギリどうにかなる。(事故るときは事故る)

最高ランクは183位だった。

戦績

  • 勝率:63%
  • 先行:68%
  • 後攻:59%

BO1ヒストリックの環境デッキのツートップである、エルフと赤単を狩れたのが大きかった。
揃えば勝てる系のデッキに対しては、すべての代わりになるカードが4枚増えたおかげで「揃えば」の確率が上がりさらに有利になっている、気がする。

コンボ

コンボルート
必要なマナ 必要な自陣 手札のコンボパーツ
1 1青青緑 なし 海門の嵐呼び + 新生化
2 青青緑緑 1マナ生物(金のガチョウ) 新生化 + 新生化
3 1青緑赤赤 2マナ生物(楽園のドルイド) 新生化 + 二重詠唱の魔道士
4 2青青緑 海門の嵐呼び 玻璃池のミミック + 新生化
5 上記+1マナ 上記 + 願い爪のタリスマン コンボパーツどれか1枚

元のデッキの完成度がかなり高く、更地から4マナの2枚コンボで完成する上、新生化さえあれば別の復数のルートも備わっている点がとても美しい。
願いのタリスマンを加えたことで5のルートが加わって、揃わずに何もできず終わる確率は大幅に低くなった。

コンボ成立後の選択肢
  1. 二重詠唱の魔道士x8 + タクタクの瓦礫砦x1 + 戦闘の祝賀者 x1
    • 最大53点
    • 手札または墓地にある二重詠唱またはミミック1枚につき-6点
    • タクタクをインスタントタイミングで除去されると攻撃できず0点
  2. 二重詠唱の魔道士x8 + タクタクの瓦礫砦x2
    • 最大24点
    • 手札または墓地にある二重詠唱またはミミック1枚につき-3点
    • タクタクが冗長化されるので除去耐性が付く
    • 白青黒は2マナ、赤は3マナが立っていたら、こっちに切り替えるべき状況か検討する
      • 白:封じ込め
      • 青:バウンス
      • 黒:いろいろ
      • 赤:4点分の火力
    • 自前で何かサクれる場合は≪致命的な一押し≫の可能性があるので黒1マナでも警戒する

基本的に3マナ生物であれば最後に何でも出せるので、昔は妨害後のロングゲームに「二重詠唱の魔道士x8 + タクタクの瓦礫砦x1 + 自然の怒りのタイタン、ウーロx1」で備えるルートもあったが禁止された。
BO3の場合、「二重詠唱の魔道士x8 + タクタクの瓦礫砦x1 + 運命の神、クローティスx1」で妨害しづらい2点クロックを設置するルートなんてのもある。

負けパターン

大体以下の状況になると負ける。どれもそんなに特別な行為ではないため結構脆い。

  1. ハンデス(ほぼ思考囲い)でパーツを落とされる
  2. 新生化を打つ前にインスタントタイミングで生贄を全て破壊される
  3. 打ち消される
  4. 墓掘りの檻領事の権限鎮まらぬ大地、ヤシャーン静寂をもたらすものを配置される
  5. すべてのタクタクの瓦礫峠を手札に引く

これらを回避しつつ、こちらが死ぬ前に成立させれば勝ち、出来なければ負け。

5のケースを忘れているプレイヤーは結構多い。この状況下でもハッタリでとりあえずコンボを開始すると、新生化がコピーされたあたりでサレンダーしてくれる場合がある。

マリガン

  • 2回くらいまではいける。3回でも引きさえ良ければどうにかなる。
  • 新生化またはタリスマンを引くことを最優先する
  • タクタクの瓦礫峠と戦闘の祝賀者はライブラリから直に出すので手札に来てほしくない
    • タクタクの瓦礫峠を2枚引いた場合は、他のコンボパーツ+山札に戻すカードが揃っていない限りマリガンする
    • 戦闘の祝賀者を引いても、他の手札が良ければ続行する

相手色別勝率と対処メモ (試合数多い順)

緑:71%
  • ほぼエルフデッキだった。今の環境では一番よく当たる。
    • 2021/3 ヒストリックアンソロジー4/カルドハイム環境
  • コンボ妨害手段を何も持たないので、殴り殺される前に揃えれば勝ち。
  • タリスマンを渡しても致命的なカードはサーチされない。
    • タリスマンはコンボ成立ターンに起動してその場で殺すのが基本だが、この相手にはコンボ成立しないターンにも起動することができる。
  • 地味テクニックとして、相手の≪集合した中隊≫を二重詠唱でコピーする手がある。
    • めくれた中に二重詠唱またはミミックがある限り、集合した中隊のコピーを打ち続けることができる
  • 干渉する手段がある場合は、≪エルフの大ドルイド≫を最優先で潰す。
    • 召喚酔いが解けるとマナ使い放題タイムが始まり、4/4以上が複数並ぶとコンボが成立したとしても殴り合いで負けてしまう。
赤:60%
  • 7割くらいがバーンデッキ、3割くらいがゴブリンデッキだった。
  • 相棒がジェガンサの場合バーンの可能性が高い。
  • 新生化前に海門の嵐呼びを簡単に破壊されうるので意識する。
    • ≪楽園のドルイド≫が生存していると対処できるので、出せたら基本的にコンボ成立まで呪禁を解かないようにし大切に扱う。
    • ゴブリンは一見干渉手段が無さそうだけど、≪宝石の手の焼却者≫で焼かれる可能性があるので2マナ立っていたら注意する。
  • バーンの場合は、タリスマンを渡しても大幅に相手の打点が伸びる可能性は低いので、状況次第ではコンボ非成立のターンに起動させてもよい。
  • ゴブリンの場合は、マクサスが出せない状態かつ楽園のドルイドが自陣に居る時以外は安易にタリスマンを渡してはいけない。
赤黒:48%
  • ほぼアルカニスト。
  • 天敵の≪思考囲い≫を墓地再利用込みで死ぬほど擦ってくるので厳しい戦いになる。クリーチャー破壊もあるのでなお厳しい。
    • 現環境の最強1マナ呪文の一つなので、黒いと大体入っていてコンボ的には非常につらい
  • 基本的には妨害が間に合わないことを祈りつつ最速で成立させるしかない。
  • アーティファクト破壊を持っている確率が低いので、タリスマンを1枚配置出来さえすればパーツ1枚分の獲得がほぼ保証される。
    • パーツ1枚をトップ解決してコンボ成立できるケースがそこそこあり、クロックも安めなので、落としきられてもすぐに諦めない。
  • ルールスが見えていたらほぼアルカニストかオーラの二択なので、マリガン時にはタリスマンの優先度を上げる。
青黒緑:56%
  • 多分ほぼ根本原理。(だいたいその前に勝負が付くのではっきりしない)
    • 全色使われずに終わる場合が多いので、計算上これだけは青緑/黒緑/青黒も含んでいる
  • ヨーリオンが見えていたらこの可能性が高い。
  • 飛んでくる思考囲いの枚数次第な気がする。
  • 打ち消しの数は少ない場合が多いが、インスタント除去を持っている可能性が高いので、コンボ成立後はタクタク2枚ルートにするべきかよく考える。
    • 否定の契約を構えられている状態でコンボ突入できるのであれば、どちらにせよ安心できる。
白:53%
  • ほぼ天使。稀に≪厳粛≫コンボの場合がある。
  • コンボへの干渉手段は少ないが、4/4以上の生物を並べられると打点が足りなくて負けるので、成立までの猶予はそこまで長くはない。
  • 魂の管理人≫がいるとコンボ成立時に相手のライフがモリモリ伸びるので、どかせる手段があるならなるべくこいつを優先してどかす。
    • 正義の戦乙女≫が一緒に居るとコンボ中に能力が発動するので、アンタップ生物が並んでいると危ない。
  • ≪スカイクレイブの亡霊≫が入っている場合はタリスマンを狙われるので、渡して大丈夫そうなら早めに起動する。
青白:50%
  • オーラとアゾコンが半々くらい。
  • オーラは有利。
    • 最強生物が誕生して殴り殺される前にコンボ成立させれば勝ち。
    • バウンスは破壊不能無視でオーラを全部剥がしつつ遅延出来るので、≪危険な航海≫を引けたら活躍する。
    • 飛び始めたとしても、ガチョウのブロックで1ターン稼げるのも地味に大きい。
  • アゾコンは滅茶苦茶厳しい。勝てたらラッキー。
    • ≪墓掘りの檻≫をメイン採用している上、≪領事の権限≫もあり、さらに打ち消しまで控えている。基本的には相手の回りが悪いことに期待するしかない。
    • 置物による妨害は相手ターン終わりにバウンスして対処ができるので、復数置かれるまではまだ諦めてはいけない。
    • 領事の権限がある場合も、全除去を持っておらずそのままターンくれる場合があるので、一応コンボできるならそのターン殴れないとしてもやるだけやってみたほうが良い。
    • 配置したタリスマンを起動せずにパーツが揃った場合、コンボ分に加えて1マナあれば、相手の妨害に対し≪否定の契約≫をサーチして0マナで打ち消しが使えるので意識する。
赤緑:50%
  • ほぼグルールアグロ。
  • 殴りきられる前にコンボ決められるかの勝負。
  • 速攻付きでパワーのある生物がどんどん出てくるのでこっちが死ぬまでの猶予は短い。
  • ≪危険な航海≫を宝剣の対象に重ねられるれば死を1ターン免れるので持ってたら狙う。


今のBO1ヒストリック環境的に、アゾコンとアルカニスト以外は大体どうにかなる相手だった。
なおネオストームの相手には滅多に遭遇しなかった。ちょっと寂しい。

終盤の順位変遷

3/30 10:50 #336 -
3/31 0:58 #419 -6位/時
3/31 22:55 #729 -14位/時
4/01 5:00 #1072 -57位/時

各所で言われている、結局締め切り間際に詰めておかないと途中の順位はほぼ無意味だということを体感できた。
終盤数日の試合の重みだけがやたら高くてあまり良いシステムでは無い気がする。

調整

全然ミラー試合が発生しないので、もう誰もネオストーム使ってないのではないかと思ったら、なんとタリスマン入りでカルドハイムチャンピオンシップに出ているプレイヤーがいた。

まず土地だけ真似してみたところ実際意外とどうにかなった。
赤の土地をだいぶ絞りつつ、3枚目まではアンタップインできる2色土地が大量投入されている。
どうしても赤で唱えたいのは≪ヴァラクートの覚醒≫と≪二重詠唱の魔術師≫くらいで、入っている枚数自体は多いが赤は実際さほど重要ではなかった。
二重詠唱をコンボ始点で使う場合はほぼ楽園のドルイドが立っている時なので、ダブルシンボルでも実際は結構出せた。
www.mtggoldfish.com


それを踏まえて、思考囲いを雑に4詰みした構成を今は試している。
色事故の確率が更に上がっているような気もしないでもないけど、コンボ前に安全確認しつつ妨害入れられるのは嬉しい。
遅めのデッキに強くなった半面、速いデッキには対して約に立たないので一長一短かもしれない。
現状の勝率は63%だった。(月末でリセットされたのでミシック帯ではない)

かなり相性が良さそうな≪渦まく知識≫が今度入るので、こちらも期待したい。

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防音室の扉に連動してPCの音声を自動制御する

PC部屋として防音室を買った。いつでも好きに音を出せて快適になった。
(防音室についての記事は別途そのうちいつか書くかと思う)

防音室の出入りの際は空いた扉から当然音が漏れるので、夜中の利用時はその都度PCをミュートしたりしていた。
開いてるタイミングと音出したくないタイミングは一致しているので、これはセンサーつければ簡単に自動化出来るのではということに気づいた。

作った

できた。磁力でドアの開閉を検出できるセンサーがあったので、Arduino(pro micro)に単純に半田付けしたらそれだけで超簡単に完成した。
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ドアの端と枠にそれぞれコマンドタブで貼り付けて、USBケーブルつないだら設置完了。
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ドアを開けたらPCの音声がミュートされ、ドアを閉じたらミュートが解除されるようになった。やったね。

ソース

digitalreadで開閉状態が取れるので、それに応じて処理を入れるだけで簡単に出来た。
USBキーボードとして認識させ、状態遷移時にホットキーを送るようにした。
本当はミュートのメディアキーを直接送るつもりでいたんだけど、用意されているサンプルで対応していたのは基本的なキーコードのみだったので、PC側でAutohotkeyを併用して妥協した。

Arduino
#include "Keyboard.h"

//ピン定義
const int buttonPin = 5;
const int ledPin =  17;

//センサ状態用変数
int buttonState = 0;
int prevState;

void setup() {
  pinMode(ledPin, OUTPUT);
  pinMode(buttonPin, INPUT_PULLUP);
}

void loop() {
  buttonState = digitalRead(buttonPin);

  if (buttonState == HIGH) {
    //CloseならHIGH
    digitalWrite(ledPin, HIGH);
  } else {
    //OpenはLOW
    digitalWrite(ledPin, LOW);
  }

  if ( (buttonState == HIGH) && (prevState == LOW) ) {
     //閉じられた時の処理 - SHIFT+Alt+Ctrl+c
     Keyboard.press(KEY_LEFT_ALT);
     Keyboard.press(KEY_LEFT_CTRL);
     Keyboard.press(KEY_LEFT_SHIFT);
     Keyboard.press('c');
     Keyboard.releaseAll();

  } else if ( (buttonState == LOW) && (prevState == HIGH) ) {
     //開けられた時の処理 - SHIFT+Alt+Ctrl+o
     Keyboard.press(KEY_LEFT_ALT);
     Keyboard.press(KEY_LEFT_CTRL);
     Keyboard.press(KEY_LEFT_SHIFT);
     Keyboard.write('o');
     Keyboard.releaseAll();
  }

  prevState = buttonState;
  delay(10); //delayなしだと開放時に一回余分に閉じ明けが認識されるので回避
}
PC側(Autohotkeyスクリプト)
+^!c::Soundset,0,master,mute	;ドア閉まったらミュート解除
+^!o::Soundset,1,master,mute	;ドア空いたらミュート

おわり

かなりシンプルに実現できてしまった。
現状特にアイディアはないんだけど、同じ要領でArduinoで使えるあらゆるセンサーとPCが連携できそうなので、他にもいい感じの何かを思いついたら試そうと思う。

枠が空いてたので、この記事は Arduino Advent Calendar 2020 に遅刻で登録しました。
qiita.com

Atmoph Window的なスマート窓もどきを雑につくる (余ったAndroidタブレット+WindowSwap)

動機

Atmoph Windowという世界の風景を表示する製品がある。良さそう。
atmoph.com
コンセプトはなかなか魅力的なんだけど、本体が4.5万する上に毎月980円の課金が必要になる。強気の本体価格なのに加え、無けりゃ無くても困らない置物を成立させるために永続的に毎月千円吸われ続けるのは個人的には結構抵抗がある。

高品質な風景の撮影コストの回収にはある程度仕方ないんだろうなとは思うけど、ハードウェア的には要は画面に動画流せりゃ何でも成立しそうに見える。
いい感じの動画ソースさえあれば、適当に有りもの組み合わせて代替はどうとでもなりそう。

window-swap.com

探してみたらうってつけのWebサービスが見つかった。

window-swap.com
窓からの風景を集めて流してくれるWebサービスで、ユーザ投稿の動画を追加していっているとのこと。

単にブラウザでページ開くだけで済んでしまう。動画のスクレイピング等も視野に入れて探していたんだけどそれさえも必要無くなった。

Fully Kiosk Browser

play.google.com

フルスクリーンでオートリロードできるブラウザなら何でもよい。以下の2箇所設定して飾ればもう完成。

  • Web Content Settings > Start URL
  • Web Auto Reload > Auto Reload on Idle
    • 3600 sec (リロードで別の風景に切替) ※追記:今の仕様だと不要

MacroDroid

必要な内容はもう上記だけで9割方終わってるんだけど、夜中光られると邪魔なので、照度センサーの値を参照させて照明に連動してもらうことにする。

play.google.com
各種トリガーをもとに自動制御するアプリ。照度以外の制御もいろいろ可能。

以下のマクロを追加

  • 光センサー ~まで減少 5.0lx → 画面をOFFにする
  • 光センサー ~まで増加 20.0lx → 画面をONにする

以下の設定を変更

  • 設定>トリガーオプション>光センサートリガー>光センサーのバックグラウンド更新間隔
    • 2分 (無効以外なら何でもよい)

装飾

黒縁のままでも行けるが若干味気ないので、物理的に何か外装を盛ることにした。
ダイソーにかなり丁度いい木製ケースがあった。これに適当にケーブル穴削って入れたら終わった。完成。
タブレットauのQua Tabを使った。それなりのサイズの画面のAndroidなら何でもよい。
f:id:de0:20201228201507j:plain
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(黒いケーブルが目立つので後でカバーで隠した)

試してないけど出来そうなバリエーション案

おわり

HW品質はさておき、WindowSwapが良いおかげでほぼタダみたいなコストで簡単にそれっぽいものが出来るので、妥協の選択肢としては有りかもしれない。

追記:外装を変えた
de0.hatenablog.com