メモ帳DPA

ぐぐってあまり引っかからないような何かがあったら書いたりする

電子書籍ページめくり機 (Keyboard Quantizer+フィンガープレゼンター)

経緯

ベッドに入りながら電子書籍を読むことが結構ある。

ワイヤレストラックボールを持っていけばベッド内からページ送りは出来るんだけど、重量とサイズがそこそこあるので、手の自由度は低い。

自炊した電子書籍をローカルのビューアで読む場合、ビューア側でキーカスタマイズしてフィンガープレゼンターでページ送りをしていた。指に常時装着できて小型軽量なおかげで、どんな姿勢でも楽に使えて結構便利だった。

ただ、最近は電子書籍がかなり充実してくれたおかげで、紙の本を裁断してスキャンする機会が殆どなくなってしまった。ScanSnapの利用頻度は年に数回程度まで落ち込んでおり、0回になるのも時間の問題な気がする。

KindleやWeb漫画にはキーコンフィグが存在しない。ローカルのビューアのようにフィンガープレゼンターは使えないので、諦めてトラックボールに逆戻りすることになってしまった。

対策

しばらく長い間トラックボールで妥協していたが、ふと解決策を思いついた。

プレゼンターは実質キーボードとして動作しているため、Keyboard Quantizerをプレゼンターのドングルに噛ませればよい。
これは既存のUSBキーボードをRemapに対応させる機器で、ハードウェア側でのキーカスタマイズができる。すごい。
nogikes.booth.pm

動作報告なんてものは当然無いので、とりあえず駄目元で手に入れて試してみた結果、目論見通りうまく行ってくれた。やったね。
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キーアサイ

初期状態

この製品は各ボタンで以下のキー入力が発生する。

ボタン 入力されるキー 長押し時に入力されるキー
PgUp p
PGDn b
tab Altを押しながらTabを1秒ごとに入力
  • 入力が発生するまで2秒くらい要するので長押しの使い勝手は悪い
  • ハードウェア側で長押し判定があるので、Remap側で長押しの処理は出来ない
  • □の長押しの挙動が特殊なため、このキーは長押しの割り当てが難しい
Remap後
ボタン 入力されるキー 長押し時に入力されるキー
Enter
Play/Pause
Space 1秒毎にAlt+Spaceが入力される(使わない)

キーを増やす場合は長押しにTG()やTO()でレイヤー切り替えをしても良いかもしれない。現状は左右だけあれば良いため今回は使わなかった。大抵の電子書籍ビューアは左右で動いてくれる。

おわり

  • プレゼンター沼の出現の気配を感じたが、種類が少なく仕様も大差ないので浅めで助かった。特に新製品も出て無さそうなので、コクヨのとこれ位しか同系の製品が見つからない。
  • プレゼンターに限らず、キーボード(またはマウス)っぽい挙動をするデバイスは大体好きに弄れそうなので、他のタイプの機器もいろいろ探してみるとまだ可能性がありそう。
  • 前提知識なしで製品探しをしていたら思いつかなかった構成だった。自作キーボードを触っていてちょっと得した気がする。