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ねんどろいど情報処理部の設計と構築 (ゆゆ式 Advent Calendar 2016)

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ゆゆ式 Advent Calendar 2016 四日目。


今日のテーマ:フィギュア

ゆゆ式のフィギュアが一向に出ないので世界の損失が発生している。
知っている限りでは、グラフィグガシャポンを除くと、立体物は今のところ以下の一種類しかない。

なぜか制服ではないという点はとりあえず脇に置いておくとしても、3人揃わないのは片手落ちも良いところだと思う。
水着にしてもこんな感じのをもう二人分何とかならなかったんだろうか。
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無ければ作るほかないので作ることにした。

方法

しかし、私にはせいぜいガンプラ素組みするくらいの技術しかなくこの方面に完全に素人であるため、作るにあたって超えないといけないハードルは想像以上に多そうだった。自力で全部作るのは到底一朝一夕には出来そうにもない。

手間を掛けて邪神を生み出しても仕方ないし、せっかく作るならある程度ちゃんとした物が欲しいので、要求レベルが低くかつそこそこの結果が見込めるような、いー感じシステムを探した。
最終的に、ねんどろいどシリーズの既存パーツの組み合わせで作る方法をとることにした。

といった具合に、この方式は都合のよい条件がいろいろと揃っている。

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ちょうどこういうコマもあることだし。

技術の不足は手段でカバーしないといけない。手を入れれば入れるほどクオリティが下がることは技術的に確実なので、修正箇所と工数は最小限に抑え、難しい工程はなるべく回避する方針とした。

設計

既存の製品全種類を片っ端から探した結果、幸いにもそこそこ近い材料が全員分揃っていた。パーツの使い回しなども考慮し以下を選んだ。
数カ所の差分修正と塗装だけで作れる。

素材 削除 追加
制服 橘万里花 タイを一本に -
橘万里花 髪飾り
おさげ先端
髪のハネ(兼:髪飾りの穴埋め)
おさげ断面の補完
山田葵 前髪中央付近カット -
ゆずこ 美樹さやか 前髪の出っ張り アホ毛

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体はネクタイ部分をどうにか処理出来る腕があるなら他の制服のもので済みそうな気がする。
また、万里花はプレミアが付いていて定価より高いので、技術的に回避できるなら他の素体を使ったほうがよさそう。逆に山田とさやかは投げ売りされてるので1000円台で手に入る。



ちなみに、一通り作り終わった後で知ったんだけど、ねんどろいどとは別にキューポッシュというものがあったらしい。等身が若干高く可動域も広くなるのが違いで、頭部にはねんどろいどのパーツも使えるとのこと。
第六駆逐隊のパーツがぴったり使えそうなので、万里花でなくこちらを使ったほうが良かったかもしれない。

道具

色々道具を用意したが大体は結果的にあんまり役に立たなかった。結局必要だったのはこんなもんだった。

  • ニッパー
  • ヤスリ
  • カッター
  • 接着剤
  • シール印刷用紙
  • エポパテ
  • ガンダムマーカー(白、黒、青、黄)
  • スプレー(マスタードイエロー、キャラクターフレッシュ2)

下四つだけ追加で買った。

成形

特徴だけ抑えて大規模な変更は回避する。
不要箇所をカットし、追加箇所にエポパテを盛った。そのままではパテと素材の継ぎ目の線が目立つので、しばらく放置して固ってからヤスリをかけて処理した。
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ゆずこのアホ毛は最初パテで自力で作ったが、完成度がいまいちだったので既存のパーツを移植することにした。三次元的に全方向から破綻のないアホ毛の造形って結構難しい。

移植元は末永みらいを使った。それっぽい形状であることに加えて付属の顔パーツの汎用性も高く、縁用にぴったりのパーツも含んでいるので都合が良かった。これも中古屋で安く買えた。


体の塗装

筆、皿、塗料、スプーンが揃った筆塗りスターターセット的なものを買ったんだけど、上手く使いこなせなかったので最終的には使うのを止めた。
結局、腕に合わせてレベルを下げ、ペン(ガンダムマーカー)で塗ることにした。

以下を塗り替えた。

変更元 変更後 追加
襟内側 -
外周に白線
中央に白線
スカート -
ネクタイ結び目 -
靴下(ゆずこ以外) -
腿(縁のみ) -

襟と袖には白線を入れる必要があるが、1mm程度の猶予しかないので塗るのはかなり難易度が高かった。シール印刷用の用紙を使い、何も印刷せずに細く切って貼ることで回避した。

ちなみに、山田の腕を使うことで夏服っぽくできる。(塗装不要)
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髪の塗装

縁は切断面だけ塗装した。全体をもう少し明るめにしても良さそうな気もしたが、許容範囲の配色でもあったので余計な手を入れるのは止めておいた。唯とゆずこはベースが茶色と青色なのですべて塗り直す必要があった。

まず筆で塗ってみたが出来がイマイチだった。こういうのを綺麗に作るには、どうやらエアブラシをつかってグラデーションをかけるのが定石らしい。しかし、使いこなすのに慣れが要る(らしい)上に場所的にも機材的にも導入のハードルが高そうだったので、スプレー塗りで妥協した。

スプレーは以下の色を使った。パテの色とベースの色で差分があるので、まず一旦全体を白く塗ってから目的の色を塗った。

タミヤ マスタードイエロー
-
ゆずこ Mrカラー キャラクターフレッシュ2

スプレーに切り替えたことで筆よりは大分ましにはなった。ただ、色がのっぺりしていたり表面が若干凸凹になってしまっていたりと、完璧な出来にはまだだいぶ遠く、改善の余地がある。素直にエアブラシ買ったほうがよさそう。
とはいえ、近寄ってちゃんと見ないとあんまり分からないレベルにはなっているので、これで妥協する。


顔の選択

以上でとりあえず完成。
顔パーツについては目を開けてないパーツなら何でも使えるし、万里花を唯に、さやかを縁に、山田か万里花をゆずこに入れ替えればそれっぽい感じになる。

...と、当初はそれで終わらせるつもりだったのだけれど、せっかくなのでより合うパーツをやっぱり探すことにした。

目を開けているパーツを使う場合は色と形を考慮しないとならない。しかし自力で描けるような腕もない。
仕方ないのでこれも既存のラインナップを片っ端から探した。結果そこそこ近いものにたどり着いた。
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顔パーツ
ヒナギク
みゆき
ゆずこ まどか

古いモデルでは顔パーツの形状が若干違うようで、みゆきは一部をニッパーでカットしてやらないとはまってくれなかった。

これも全部かなり安く手に入った。人気や出荷量で変わってくるんだろうけど、ねんどろいどの値段は高いか安いかの両極端な気がする。結局、定価以上払ったパーツは万里花くらいだった。
ヤフオクで数百円でパーツ単品売りされていることもあるので、見つかればそちらで入手したほうが良さそう。まどかフェイスは300円くらいで単品で買えた。


写真置き場

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顔は「へへ」以外は既存のものを使用。
小物は基本的に張りぼてだが、破魔矢、弾頭、バックパック3Dプリンタで作った。

今日のまとめ

ねんどろいどのフォーマットは流石なかなか優秀で、そこそこの品質のものを割と簡単な作業で作る事ができた。存在するパーツのバリエーションも膨大なので、体パーツさえある程度流用できるデザインのキャラであれば、同様に大体何でも作れそうな気がする。

跳べなそうなハードルはあらかじめ全部蹴って倒した甲斐もあって、めんどうくさいという魔物の出現は塗装の時くらいしかなかった。最初に構成が決まればもうほぼ完成したようなものだったし、一から全部自力で三人分つくる手間を考えれば0みたいな労力だと思う。

これを部屋に置くだけで幸せ成分が得られ、運気は好転し年収が増え風邪は治り心が豊かになるのでおすすめです。


参考

【艦これ】ねんぷち翔鶴・メイキングその1 - かたまり(キャッシュ)
元ページ
※作っている時は見れていたが今は非公開になってしまった模様


髪:さやか、体:小咲 っぽい



全部自作?

関連



使った材料

道具

GSIクレオス ガンダムマーカー GMS105 ベーシックセット

GSIクレオス ガンダムマーカー GMS105 ベーシックセット

  • 発売日: 1999/11/19
  • メディア: おもちゃ&ホビー
シール印刷用紙: 100均